入選作007 将棋世界 平成13年6月号「将棋世界」平成13年(2001)6月号[解説](谷川浩司氏) 不詰感漂う初形だが、4一角に1三玉なら2四角、同玉、3五銀、1三玉、1四角成、同玉、1六香で詰む事が判ると、何とか道が開けてくる。 1二玉に対しても、2一銀、同玉、3二角打と不安な攻め方が続く。2一角成でようやく収束が見えてきた。最後は桂のつるし攻め。パラッとした配置から、妙味ある手順を創り上げた。 [短評](敬称略) 石井 豊「角2枚の威力を十分に表現出来ている」 5手目3二角打に1二玉ならどうなるか。2三金は同桂、同角成、1一玉で、持駒の桂は役立たず。ここは1四の香を質駒と見て、1三金と捨てれば解決する。この変化を頭に入れておけば、8手目1二玉には、2三角成が一目のはず。なお、2手目1三玉には3一角からの同手数詰があるらしい。「桂の多い詰将棋は解きにくいんですよね」とはN六段の弁。 [作意]4一角 1二玉 2一銀 同玉 3二角打 2二玉 3三金 3一玉 2一角成 4一玉 4二金 同玉 5三歩成 4一玉 3三桂不成 まで15手詰 ジャンル別一覧
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